
お悩み投稿サイトでこんな質問を見つけました。
このほど、ある程度大きい総合病院の看護助手に採用されました。 就職難の中、未経験(これまでは事務職をしていました)で40歳近い自分を採用していただいた事に大変感謝しています。 ですが、ネットや知恵袋で検索すると、看護助手はとても大変な仕事だと改めて思いました。 (中略)
どちらかと言うと、「汚い」「大変」との言葉しかでてこないのですが、きっと「良かった」「うれしかった」事があるから続けていらっしゃる方々がいると思います。 そういった、やりがいになる、プラスな感想や経験談を教えて下さい。 宜しくお願いいたします。知恵袋
そうなんですよ。
ネットで「看護助手」を検索すると、きついとか大変とか、やめとけなんて意見がオモテに出てくるので、悩んでしまうんですよね。
そんなことないですよって教えてあげたい…。
愚痴はこぼしやすいです。
ネガティブな意見ほど、発散したくなるものです。
マイナスな声を上げる人は、実際にイヤな経験をしたのではないでしょうか。
残念ながら、いい職場ばかりではないですから…。
私は?というと、未経験から看護助手になって4年経ちました。
楽しいかと聞かれると、正直どうだろう…という感じですが、少なくとも辞めたいと思ったことはないです。
今のところ、辞めようとも思っていません。
質問の投稿者のような不安を抱えている人のために、「看護助手って楽しい?」について、プラスな経験談と、思うところを話してみます。
看護助手の仕事は楽しいですか?
「楽しい」かは人間関係次第
「楽しい」という感情と一番繋がっているのは、職場の人間関係だと思っています。
同僚、先輩、そして看護師。
その人たちと良い関係が作れているかで「楽しい」かは変わってくると思います。
1日のうちに、アレもやってコレもやってと、やることいっぱいだったとして。
「よぉし!なんとしても定時で帰るぞ!」
と、チームワークで乗り切ったときなんか、楽しさを感じるとき。
あなたにも、そんな職場経験はありませんか?
オフタイムに、ちょっとした雑談や、共通な話題で盛り上がったり….。
そんな関係が作れていると「楽しい」瞬間ができると思います。
ー「汚い」「大変」との言葉しかでてこないのですがー(質問より)
確かに、トイレ介助やおむつ交換があれば「汚い」です。
患者の移送や急な入院、薬局へ往復など、1日動き回って「大変」です。
でも、仕事の流れは慣れてきます。
仲間でフォローし合うこともできます。
理不尽なことを言われたり、イヤな思いをしたとしても、気の合う仲間と愚痴を言い合ってスッキリすることもできます。
ネガティブ発言の内容って、だいたい人間関係ではないですか?
チームワークが作れていると「楽しい」と思います。

でも、人間関係って、そこに入ってみないとわからないですよね。そこで、一つの選択肢として、派遣会社経由で求人を探すことをおすすめします。担当者から内情を聞くことができますし、相談もできます。参考にしてみてください→ルフトメディカルケアで看護助手ってどう?口コミ+派遣体験談
看護助手をしていてうれしかったこと
人間関係とつながるのですが、私の場合、看護師との良好な関係です。
看護助手は、助手としてやらなければならない仕事もありますが、看護師の指示で行うモノもあります。
“助手”ですから、”助手”として、看護師を補助する仕事をします。
依頼を受けたあと報告したとき。
「ありがと」
さりげなくでも言ってもらったときはうれしいですし、ちゃんと仕事できているんだとやりがいを感じます。
幸いにも、今の職場には高圧的にもの言う看護師はいません。
看護師との関係に悩む方もいますから、その点、ラッキーなのかもしれません。
私の場合、それも「楽しい」に繋がっていると思います。
看護助手をしていてよかったこと
私は、看護助手は未経験で始めました。
医療業界も全くの無知状態。
なので、発見や、これまで知らなかったことを知る機会を得たことです。
例えば、感染症の対応。
病院ですから、かなり厳重に対応しています。
また、看取りも、一般的にはそれほど経験するものでもないと思います。
その瞬間に立ち会うことはありませんが、徐々に衰弱していく姿は見ていましたし、そのときのための準備など知ることができました。
いつか経験するかもしれないことなので、よかったのではないかと思います。
一つおまけ的なことを言えば、仕事中に体調悪くしても、絶対の安心感があります。
病院ですからね。
適切な処置をしてもらえます。
看護助手は楽しいか知恵袋の声を見てみよう!
Q.看護助手をしていて良かった・うれしかった・などプラスな感想や経験談を教えて下さい
この質問について、2つの回答があったので紹介します。
療養型の病棟に勤務していますが、未経験で始めたため、患者さんから上手になった等、技術的な事を褒められるのは嬉しいです。 でもこの職場で一番気に入っていることはお年寄りと接する事ができることです。誤解を恐れずに言うと、お年寄りってかなり面白いです。例えば「早く、早くしてくれー!」と叫ぶおばあちゃんに、「何をすればいいの?」と聞くと「男!」と返してきたり笑 なぜかと聞いてみると、私は男が好きだからと言われたり笑 生理になってしまったからナプキンを持っていないか他の助手に聞いているときにそれが耳に入ったのか、患者さんが「私のオシメをあげようか?」と言ってくれたり。 何故か、私の事を仏様か何かと勘違いし勝手に手を合わせて拝んで来るおじいちゃんも。。 職場によりますが、このように私は笑いながら楽しい毎日を送っています。

こちらの方の回答からは、患者さんとのやりとりで、楽しくお仕事しているのが伝わってきますね。
言葉通りの「楽しい」話でしたね。
療養型の病棟だと、お年寄りが多いので、こういった体験ができます。
一口に病院といっても、どういった患者がいるのかで変わってきます。
どの科に配属勤務になるかによっても仕事内容もだいぶ変わると思いますが。病院も、科によっては患者さんが入院していて快方に向かっていく患者がいる科やそれとは反対に完治の見込みのない患者さんがいる病院もあると思います。それでも、医師や看護士や看護助手はその患者さんの一生・人生に関わることができるわけですからとても重要で貴重な仕事だと思います。人、一人の生命に関わるのだから。汚いこと大変なことは普通にあると思います。生きている人間ですから。それでも、そんなことも気にならないくらいのやりがいっていうのが必ずあります。良かったことや嬉しかったことっていうのを箇条書きにあげるのは難しいのですが・・・仕事をしていて感じることじゃないでしょうか。 私は、看護助手を役三年間ですがやって良かったと今でも思います。人の人生・生命に関わることができたのですから。

どんな病院かというのもありますが、こちらの方の回答のように、どの科で働くかによっても仕事内容は変わってきます。
患者の状態によって、対応が違ってくるのです。
仕事をしていく中で、良かったことや嬉しかったことなど「楽しい」ことが見つかってきます。
Q.看護助手の業務は楽しいですか?
この質問には1つ回答がありました。
ただ、この方は、初めに”医療現場で働いているもの”とあえて言っているので、おそらく、自身は看護助手ではないのだと思います。
医療現場で働いているものです。 楽しくないです。 楽しかったとしても超レアな職場です。 看護師の雑務扱いですから、立場的にも見下す人は居るし、特に看護師の御局的な人からは威圧的に扱われます。私たちは忙しいのにあなたたちは暇で良いねって思われます。 女の世界ですから…。結局は多忙さと人間ガチャに左右されます。 おんなじフロアに看護助手の人が何人もいたり、結束していて、みんな善良な人なら、楽しいんじゃないでしょうか。

回答の後半部分に注目してください。
“おんなじフロアに看護助手の人が何人もいたり、結束していて、みんな善良な人なら、楽しいんじゃないでしょうか”
いっしょに仕事をする仲間との関係が、一番「楽しい」に影響があるのではないかと思います。
看護助手は楽しい?についての声
関連のある声を、掲示板から抜粋(随時更新)

やりがいがあって向いている人には楽しい仕事です。
よく知恵袋で看護師のパシりとか書き込みがありますが、指示を受けて動くのはけしてパシりではありません。
医師の指示を受けて動く看護師を医師のパシりとはだれも思いませんよね。
私の職場は忙しい職場ですが、スタッフみんな一緒に頑張っています。
看護資格を取るように度々すすめられますが、私はナースエイドの仕事が大好きです。
誇りをもって働いています。

看護師ですが、看護助手さんにはいつも助けられています。 若手の看護師よりベテランの看護助手さんのほうがやり手の場合も多々あります。
インタビュー動画
ある病院内のインタビュー動画です。
看護助手として楽しんで働いている様子が伝わってきたので紹介します。
看護助手は楽しい?についてのよくあるQ&A
- Q看護助手の魅力は?
- A
福祉の分野は、これからも伸びて行く業界で、職がなくなることもないと思います。そんな中、看護助手は、資格は必要なく、未経験からでも始められます。ゼロからのスタートでも、積み重ねて経験を積むことができます。
- Q看護助手として楽な科はどこですか?
- A
体力的な話をすれば、介助業務が少ないところだと思います。例にあげるなら、眼科や耳鼻科、皮膚科などです。
まとめ
看護助手は、大変なことばかりではないことが伝わったでしょうか。
楽しく感じることや、やりがいはさまざまですが、患者が安心・安楽に過ごせる環境の提供と、看護師の補助が基本の内容です。
看護助手は裏方であり、表に出て活躍はしません。
病院に行く機会があっても、看護助手を見ることはあまりないかもしれません。
いたとしても、気づかないかもしれません。
なので、仕事内容がわからないですし、ネガティブな声に惑わされてしまいやすいのです。
もし、あなたが看護助手になって、自分に合わないかもと悩んだとき。
仕事が合わないのか、人が合わないのか、一度考えてみてください。
原因が”人”だったら、職場を変えることを検討してみてください。
看護助手やってよかったと言う人もいること、覚えていて欲しいです。
看護助手は楽しい?について、経験から回答してみました。