

ナースエイドと看護助手って何がちがうの?

資格とかスキルも全然ちがう?
医療の仕事に興味はあるけど、どっちが自分に合うのか分からないですよね。
まちがったイメージのまま転職活動すると、あとで後悔するかもしれません。
そこで、今回はナースエイドと看護助手の違いについて紹介します!
- 仕事内容のちがい
- 必要なスキル
- 給料やキャリアの違い
それでは、くわしく見ていきましょう。
ナースエイドと看護助手の違いをかんたん解説
ナースエイドと看護助手は、名前は違っても中身は同じです。
どちらも看護師を助ける大切な仕事です。
大まかな違いは、以下のようになります。
それぞれのポイントを、くわしく見ていきましょう。
呼び名の違いだけです
ナースエイドと看護助手は、呼び名が違うだけで意味はほぼ同じです。
呼び名が違っても、役割は変わりません。
- 病院では「看護助手」と呼ばれる
- 「ナースエイド」や「看護補助者」と呼ばれることも
- 国の資格などでは区別されていない
仕事内容はほとんど同じで、患者の身の回りを支える役目です。
どちらを選んでも、働く内容に大きな差はありません。
呼び名にまどわされず、自分に合う職場を選びましょう。
同じ仕事内容です
ナースエイドも看護助手も、どちらも看護師をささえる、いわばサポートのプロです^ ^
- 患者の身の回りの世話
- ベッドメイキングや清掃
- 食事の介助や配膳
- 車いすの移動の手伝い
- 看護師の指示にしたがった業務
ある総合病院では看護助手がベッドシーツを交換し、清潔な環境を守っています。
人と接することが好きな人に向いており、感謝される仕事です。
チームで働く力や、思いやりの心も大切になります。
現場をささえる大切な仕事だとわかります。
資格は不要です
ナースエイドも看護助手も、働くのに特別な資格はいりません。
未経験でもスタートできる仕事です。
必要なのは、人にやさしく接する心と、まじめに働く気持ちです。
- 資格はなくても応募できる
- 入職後に研修がある職場も多い
- 介護職の経験があれば活かせる
- やる気と人が好きな気持ちが大事
- 資格取得支援がある職場もある
たとえば、医療法人の病院では、未経験でも応募できる看護助手の求人があります。
はじめは誰でも初心者です。現場で学びながら成長できます。
人の役に立ちたいという思いがあれば、チャレンジする価値があります。
資格がなくても働けることは、キャリアの第一歩として魅力的です。
まずは一歩ふみ出して、自分の力をためしてみてください。
ナースエイドと看護師の違いは?
ナースエイドと看護師は、仕事の内容も責任も大きく違います。
どちらも医療の現場では欠かせない役わりですが、できることが異なります。
その違いを、以下にまとめました。
次からそれぞれのポイントを、順番に見ていきましょう。
看護師の仕事内容
看護師は、医師の指示のもとで、専門的な医療行為をおこないます。
患者の命にかかわる判断や処置をするため、高い知識と技術が必要です。
責任が重く、医療チームの中心的な存在です。
- 注射や点滴の実施
- 血圧・体温・脈などの測定
- 病状の観察と報告
- 薬の管理と投与
- 手術や処置の介助
急患が運ばれてきた時、看護師は医師のそばで的確に動き、処置の準備を進めます。
患者の状態を観察し、変化に気づき、すぐに対応できる力が求められます。
また、家族への説明や相談にも応じることが多く、信頼される立場です。
現場では緊張感もありますが、そのぶんやりがいも大きいです。
医療の中核として、命をあずかる大切な役目をはたしています。
看護師は、専門知識と技術をもって人の命を守る仕事です。
ナースエイド(看護助手)との違い
看護師とナースエイドの大きな違いは、「できること」です。
ナースエイドは、医療行為はできず、補助的な仕事が中心です。
つまり、役割がまったく異なります。
- ナースエイドは注射や点滴はできない
- 看護師の指示のもとで動く
- 患者の生活面を中心に支える
- 看護師は医療処置をおこなう
- 責任や判断の重さも違う
患者の点滴を準備するのは看護師の役目ですが、ナースエイドはそばで道具を整えるなどの補助をします。
患者の着替えや食事の手伝いなど、生活に近い部分を支えるのがナースエイドです。
専門的な判断や処置は看護師が行い、ナースエイドはそれを支えるという関係です。
医療と生活、それぞれの役わりを分担して支え合っています。
チームで力を合わせて、患者を支えることが求められます。
次は、資格のとり方について説明します。
資格の有無について
看護師になるには、国家資格が必要です。
資格をとるまでには、しっかりした学びの時間が求められます。
一方、ナースエイドは資格がなくても働けます。
- 看護師は国家試験に合格が必要
- 看護学校や大学で3〜4年学ぶ
- ナースエイドは無資格・未経験で可
- 希望者は介護系資格の取得も可能
- スキルアップには通信講座も役立つ
たとえば看護師を目指す人は、高校卒業後に看護大学や専門学校に進学します。
3年または4年の勉強と実習を経て、国家試験を受験します。
一方、ナースエイドは、応募して採用されればすぐに働けます。
実務経験を積みながら、介護職員初任者研修などの資格をとる人もいます。
働きながら学びたい人にとって、ナースエイドは入り口として魅力です。
キャリアを広げるために、自分に合う学び方を選びましょう。
収入の違い
看護師とナースエイドでは、収入に大きな差があります。
これは、仕事の責任や専門性の違いによるものです。
詳しく見てみましょう。
- 看護師の平均年収は約500万円
- ナースエイドは約250万円前後
- 夜勤手当などで差が出ることも
- 正社員・パートで収入差あり
- 地域によっても差がある
たとえば総合病院の正社員看護師は、夜勤もあり年収500万円以上の人も多いです。
ナースエイドは時給1000円前後のことが多く、パートでは月10万〜15万円前後です。
ただし、フルタイムや夜勤ありの勤務で月20万円以上の職場もあります。
自分の働き方や希望にあった条件を選ぶことが大切です。
給与面だけでなく、やりがいや働きやすさも考えて決めましょう。
准看護師との違い
ナースエイドとよく比べられるのが、准看護師です。
准看護師も医療行為ができ、ナースエイドとは役割が違います。
ここではその違いをまとめて説明します。
- 准看護師は医師や看護師の指示で医療行為ができる
- ナースエイドは医療行為できない
- 准看護師は都道府県の免許が必要
- ナースエイドは資格なしで働ける
- 准看護師は専門学校で2年学ぶ
准看護師は、血圧を測ったり注射をしたりできます。
ナースエイドはこうした医療行為には関わらず、生活のサポートを行います。
准看護師を目指す場合、専門学校に通い都道府県の試験に合格する必要があります。
ナースエイドは、資格がなくても現場での経験を積むことができます。
それぞれの道にちがう魅力があるので、自分に合った進路を選びましょう。
ナースエイドと介護士の違いは?
ナースエイドと介護士も、似たように見えて違いがあります。
どちらも人を支える仕事ですが、目的や働く場所が異なります。
それぞれの違いを以下にまとめました。
それぞれの違いを、くわしく見ていきましょう。
介護士の役割
介護士は、日常生活がむずかしい人の生活をささえる専門職です。
高齢者や障がいのある人が、安心して暮らせるよう手助けします。
人の生活によりそい、長く関わる仕事です。
- 食事・入浴・排せつの介助
- 日常生活の見守り
- レクリエーションの企画
- 利用者との会話や相談
- 家族との連携・報告
介護施設では、介護士が食事の配膳や口の中のケアをていねいに行います。
入浴や着替えを手伝いながら、利用者とたのしく会話することもあります。
その人らしい生活を大切にし、毎日のくらしを支えることが仕事です。
信頼関係を作ることが、仕事の中でもっとも大事です。
生活のそばで関わるからこそ、やりがいも大きいのです。
次に、ナースエイドとの違いについて見ていきます。
ナースエイド(看護助手)との違い
介護士とナースエイドは、支える相手も支える内容もちがいます。
ナースエイドは「医療」、介護士は「生活」を中心に支えています。
それぞれの目的が違うのがポイントです。
- ナースエイドは医療現場で活動
- 介護士は生活の支援が中心
- 介護士は国家資格ではないが専門職
- ナースエイドは医療行為をしない
- 介護士は利用者の生活を支える
ナースエイドは、病院で患者の移動を手伝い、医師や看護師のサポートをします。
一方、介護士はデイサービスで食事や排せつの介助をしながら利用者と会話します。
同じように見えても、「医療」と「生活」という違いが大きいです。
どちらも人を支える仕事ですが、目的がちがうため、求められる力も変わります。
それぞれのちがいを知ることで、自分に合う道を見つけやすくなります。
働く場所の違い
ナースエイドと介護士は、働く場所にも違いがあります。
それぞれが活躍する現場を見ていきましょう。
- ナースエイドは病院やクリニック
- 介護士は特養・デイサービスなど
- 介護施設は24時間体制の所も多い
- ナースエイドは入院病棟が中心
- 介護士は在宅支援の仕事もある
ナースエイドは、大学病院の入院病棟で患者のケアや移動をサポートしています。
介護士は、特別養護老人ホームで利用者と一日をともに過ごし、生活の場をささえています。
どちらの仕事もチームで動くため、協力する力が大切です。
希望の働き方や時間帯に応じて職場をえらびましょう。
最後に、ナースエイドと介護士の役わりの本質的な違いをまとめます。
生活の支えと医療での支え
介護士は「生活支援」、ナースエイドは「医療支援」が中心です。
人を支えるという意味では同じですが、立つ位置が違います。
どちらが上でも下でもなく、それぞれに価値があります。
- 介護士はくらしを守る役目
- ナースエイドは医療の現場をささえる
- どちらも人の命と笑顔に関わる
- 協力し合って現場を動かす
- 役わりを知ることで理解が深まる
介護士は認知症の高齢者の生活を見守り、安心感を与える存在です。
ナースエイドは病院で、医師や看護師の動きを支え、患者のケアをサポートします。
どちらも人の心と体を支える仕事で、信頼とやさしさが求められます。
どの道を選ぶかは、あなたの価値観や人生の目的しだいです。
自分にとっての「人を支える」とは何か、じっくり考えてみてください。
まとめ
今回は、ナースエイドと看護助手の違いをわかりやすく紹介しました。
- 資格なしで働ける
- 同じような業務内容
- 医療と介護の中間役
ナースエイドと看護助手は、名前が違うだけで業務にほとんど差はありません。病院や施設で看護師の補助として活躍し、患者さんの日常サポートを行います。将来、看護師や介護士を目指すステップとしても注目されており、仕事内容や待遇を知ることで進路のヒントにもなります。

医療の仕事にふれるチャンスとして、まずはナースエイドもいいなと思いましたね
自分の強みや希望にあわせて、医療・福祉のキャリアを広げてみてください。