

夜勤って、看護助手もやるの?

夜だけの仕事って、どんな感じ?
どんなことするのか、ちょっと不安になりますよね。
生活リズムがくずれて体調をくずすかもしれません。
そこで、今回は看護助手 夜勤の仕事内容とメリット・デメリットについて紹介します!
- 夜勤の仕事内容
- 夜勤のメリット
- 夜勤のデメリット
看護助手の夜勤ってどんな仕事?
看護助手の夜勤は、患者さんの生活を支える大切な仕事です。
夜間でも安心して入院生活が送れるように見守りが必要です。
夜勤の主な仕事は、以下のような内容です。
それぞれの仕事内容をくわしく見ていきましょう。
夜間の主な仕事内容
夜勤中の看護助手の仕事は、患者さんの安定した夜を支えることです。
とくに高齢の患者さんには、夜間のお世話が欠かせません。
主なお世話内容は次の通りです。
- トイレやおむつ交換
- 体位のこうかん
- ナースコール対応
- 飲み物の補充
- 不安そうな患者さんへの声かけ
寝たきりの患者さんの体位を2時間ごとに交換します。
おしりに力がかかりすぎると床ずれの原因になるからです。
また、夜中にナースコールが鳴ったらすぐ対応します。
患者さんが不安そうなら、やさしく声をかけて安心してもらいます。
夜勤は静かで落ちついた雰囲気ですが、患者さんに寄りそった行動が求められます。
夜間のケアを通じて、安心できる環境づくりができます。
夜勤中の見回りのやり方
夜勤の見回りは、病棟の安全と患者さんの様子をチェックする大事な仕事です。
2時間おきや1時間おきなど、病院のルールで時間が決まっています。
見回り時のチェックポイントはこちらです。
- ベッドから落ちていないか
- 苦しそうな様子はないか
- 点滴が抜けていないか
- おむつがぬれていないか
- ナースコールのボタンに手が届くか
寝返りがうてない患者さんがいれば、体の向きを変えてあげます。
見回りで体調の変化を見つけたら、すぐに看護師に報告します。
夜中でも、患者さんが安心して休めるような配慮が必要です。
静かに歩きながら、そっと患者さんの様子を見ることがポイントです。
こまやかな気配りが求められる場面です。
夜の見回りは、ただ歩くだけでなく、患者さんの命を守る大切な役割です。
看護師との違い
看護助手と看護師の違いは、できる仕事の範囲にあります。
医療行為は看護師しかできません。
看護助手の主な役割は以下の通りです。
- 患者さんの身の回りの世話
- ベッドメイキングや清掃
- 看護師のサポート
- 見回りや話し相手
- 夜間の見守り
注射や点滴は看護師が行います。
一方で、おむつ交換や体位変換などの介助は看護助手の仕事です。
病棟内では、お互いの仕事を理解し連携することが大切です。
患者さんの安心につながるチームワークが求められます。
看護助手は、医療の現場で欠かせない存在です。
夜勤前の引きつぎ
夜勤に入る前には、かならず日勤スタッフからの引きつぎがあります。
この引きつぎで、その日の注意点をしっかり確認します。
引きつぎで確認する内容はこちらです。
- 患者さんの体調の変化
- ナースコールが多い人の情報
- 転倒リスクがある患者さん
- 夜間に注意すべき点
- 薬や点滴の管理情報
たとえば、「〇〇さんは今日は体調が悪そう」と聞いていれば、見回りで注意できます。
また、「ナースコールを押しやすい位置にしてあげて」などの配慮も忘れません。
引きつぎを正しく受けることで、夜間のトラブルを防ぐことができます。
患者さんも安心して夜を過ごせます。
夜勤は1人で動くことも多いので、引きつぎはとても大切です。
看護助手夜勤のメリットとデメリット
看護助手の夜勤には、良い点と大変な点があります。
メリットを知ると前向きに働けますし、デメリットを知れば準備ができます。
夜勤の特徴は以下のようになります。
それぞれのポイントを詳しく説明します。
メリット1 収入が上がる
夜勤の一番の魅力は、手当で収入が増えることです。
夜勤手当は、同じ時間働いても日勤よりも高くなります。
収入アップのポイントは次の通りです。
- 夜勤手当がつく
- 深夜割増で時給が上がる
- 夜勤専従なら月給も高め
- 日数が少なくても安定収入
- パートでも高時給が多い
夜勤専従で週2回の勤務でも、手当込みで月20万円以上になることがあります。
子育て中やWワークをしたい人にも人気です。
少ない日数でしっかり稼ぎたい人にはぴったりです。
夜勤の求人には、「1夜勤2万5千円」などの好条件も多く見られます。
お金の面でしっかりしたメリットを感じられる働き方です。
収入を優先したい方は、夜勤専従の求人を探してみましょう。
メリット2 人間関係のストレスが少ない
夜勤は少人数で働くため、人間関係のストレスが少ないです。
日勤のようにスタッフ同士の会話ややりとりが多くありません。
主なポイントはこちらです。
- スタッフが少ないので静か
- ゆっくり落ち着いて仕事ができる
- コミュニケーションがシンプル
- 気をつかう場面が少ない
- 自分のペースで働ける
たとえば、夜間の勤務は2〜3人で行うことが多く、にぎやかな会話や忙しいやりとりはありません。
そのため、静かに集中して仕事ができる環境です。
人間関係のストレスを感じやすい方には、夜勤は合いやすいです。
また、夜勤は1人の時間もあるので、心の余裕を持ちやすくなります。
職場の雰囲気に悩んでいた方も、夜勤で働きやすさを感じることが多いです。
夜勤は自分らしく、穏やかに働ける環境が魅力です。
デメリット1 生活リズムがくずれる
夜勤は昼夜が逆転するため、生活リズムがくずれやすくなります。
とくに慣れるまでは、体がきつく感じることもあります。
リズムがくずれやすいポイントはこちらです。
- 夜に寝られなくなる
- 昼間の音が気になって眠れない
- 食事の時間が不規則になる
- 朝起きるのがつらくなる
- 休日も疲れがとれにくい
夜勤明けに家に帰っても、日差しがまぶしくて眠れないことがあります。
睡眠が足りないと、疲れやすくなりイライラする原因になります。
体内時計が乱れると、体調をくずしやすくなるため注意が必要です。
対策としては、遮光カーテンや耳栓を使うなど、睡眠の環境を整えることが大切です。
夜勤に慣れるまでは、無理せずゆっくり体を休めましょう。
生活リズムの工夫が、夜勤を続けるコツになります。
デメリット2 体力が必要
夜勤は長時間の勤務になるため、体力が必要です。
とくに夜間は気がぬけやすく、注意力も落ちやすい時間です。
体力面で大変なポイントはこちらです。
- 夜通し起きていないといけない
- 見回りや介助で動き回る
- 重いものを運ぶことがある
- 少人数なので自分の負担が大きい
- 緊急時はすばやく対応が必要
たとえば、夜間に転倒しそうな患者さんを支えたり、オムツ交換で何度もかがんだりします。
体を使う動きが多いので、腰やひざに負担がかかることもあります。
そのため、ふだんからストレッチや運動をして、体調管理をしておくと安心です。
また、水分をしっかりとることや、こまめな休憩も大切です。
慣れれば体のリズムも整ってきますが、最初は無理しないことがポイントです。
体力を保つ工夫が、夜勤を長く続けるカギになります。
看護助手の夜勤に向いている人の特徴
夜勤は人によって向き不向きがあります。
自分の性格や生活スタイルに合っているかを知ることが大切です。
夜勤に向いている人の特徴は以下の通りです。
それぞれの特徴をくわしく見ていきましょう。
夜起きているのが平気
夜型の生活に慣れている人は、夜勤が向いています。
夜おきていることにストレスを感じにくいからです。
向いている理由はこちらです。
- 夜の静けさが好き
- 朝が苦手
- 深夜でも集中できる
- 夜に活動するのが得意
- 仕事後すぐ寝られる
以前から夜遅くまで起きている生活をしていた人は、夜勤にすぐなじめます。
夜の方が頭がはっきりしていて、静かな時間が好きな方にも向いています。
仕事が終わって朝に帰宅しても、さっと眠れる人はリズムを保ちやすいです。
昼間に用事をすませやすく、生活にゆとりを感じる方も多いです。
夜勤は、夜の時間を味方にできるタイプに向いています。
自分の体調や生活リズムに合わせた働き方を選ぶのがポイントです。
体力に自信がある
夜勤は長時間の勤務になるため、体力に自信がある人に向いています。
動きの多い仕事なので、スタミナが必要です。
向いている理由はこちらです。
- 動き回る仕事が苦でない
- 夜中も集中力を保てる
- 緊急対応にも強い
- 体のケアを心がけている
- 疲れにくい体づくりをしている
体位変換やオムツ交換では体を使う動作が多くなります。
夜間にナースコールが重なると、すぐに対応するため体力勝負になります。
また、少人数体制の中では、自分がいないと回らない場面もあります。
ふだんから睡眠や食事、運動に気をつけて、体調管理ができている人は安心です。
夜勤に向いている人は、疲れにくい体のつかい方も身についています。
体力をいかして働きたい方には、夜勤は良い選択になります。
落ち着いて話が聞ける
夜勤では、患者さんの不安や気持ちに寄りそう場面が多くなります。
落ち着いて話を聞ける人は、患者さんに安心感を与えられます。
向いている特徴はこちらです。
- 相手の気持ちを受け止められる
- 静かに話を聞ける
- やさしい声かけができる
- あわてず冷静に対応できる
- 信頼されやすい雰囲気がある
たとえば、夜中に不安そうな患者さんからナースコールがあったとき。
「どうされましたか?」とやさしく声をかけて話を聞くだけで、患者さんは安心できます。
急いで返事をするよりも、落ち着いたトーンで話すことが大切です。
夜は不安や孤独を感じやすいため、話をじっくり聞いてくれる存在が求められます。
話しやすい雰囲気を持つ人は、夜勤の現場でも頼られる存在になります。
コミュニケーションが得意な人には、夜勤はやりがいのある仕事です。
まとめ 看護助手夜勤の仕事内容とメリット・デメリットを解説
今回は、看護助手 夜勤の仕事内容やメリット・デメリットをわかりやすくまとめました。
- 夜勤中の業務内容がわかる
- メリットとデメリットを整理
- 向いている人の特徴も紹介
夜勤の看護助手がどんな仕事をしているのか、実際の業務内容や引きつぎの流れ、看護師との違いまでくわしく説明しました。さらに、夜勤のメリット・デメリットを比較し、自分に合っているか判断しやすいようまとめています。

夜勤は収入が上がるけど、生活リズムや体力が大変そうだと思ったね。
今後の働き方や転職を考える上で、自分に合った夜勤のスタイルを見つけてください。