無資格でも働ける!看護助手の体験談とQ&A

無資格 看護助手 体験談

無資格でも働き始めることができることに魅力を感じて、看護助手になった体験談。

実はコレ、私の体験談です^ ^

無資格、未経験から看護助手になろうと思った経緯はこちらで紹介しています。→50代女性 仕事は資格なしでパートじゃなく派遣の私

無資格、つまり資格がないということは、求められているのは専門的な知識ではないのです。

やってほしいこと、反対にしてはいけないこと。

それは、仕事をしていく中で自然に身についていきます。

興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

資格なしでも働ける!ある看護助手の体験談

Q
看護助手になって大変だったことは?
A

「そんなことまで気をつけなければいけないんだ」と病院の特殊な環境に、最初は戸惑いました。

とにかく清潔に。

考えてみれば、当たり前なんですけどね。

作業のたびに手袋、そして手洗い・手指消毒。

ウイルスや病原菌は目に見えませんから、患者はもちろんですが、働く側が広めることになってもいけません。

そして、自分たちの身を守るのも大事です。

普段何気なくやっていることがNGの場合があり、病院という環境を改めて感じることになりました。

医療用語も聞きなれないものが多く、戸惑うことも多かったです。

Q
看護助手をやっていてやりがいはありますか?
A

看護助手は、医療チームの一員であり、看護師と協働が大切です。

行動を先読みしたり、看護師と協力して患者に対応することもあります。

日常的に使う備品類、器具の準備や清掃、そして患者まわりの業務、環境整備。

仕事内容は多岐に渡りますが、助手同士、看護師とのチームワーク(協働)が大切だと思っています。

日によっては、物理的に忙しいこともありますが、定時帰宅を目指して乗り切ったときは達成感があります。

「ありがと!」とさりげなくでも声をかけてもらうと、貢献できているんだなとやりがいとして感じます。

Q
看護助手を辞めたくなる理由はなんだと思いますか?
A

幸い、私は辞めたくなったことはないのですが、思いつくとしたら、人間関係や雇用条件の不満ではないかと思います。

自分と合わない人というのは、残念ながらどこに行ってもいるものです。

相談したり、愚痴をこぼしたりでも、気持ちが晴れないのであれば、環境を変えるのが一番です。

給与や休日など、雇用条件に場合、プライベートにも関わってくることなので、辞めたい同僚を強く引き止めることはできないと考えています。

資格なしから働ける看護助手に聞いたQ&Aと体験談

ある看護助手が回答しています。

Q
看護助手は資格がなくても働けるって本当ですか?
A

無資格でも、看護助手として働くことはできます。理由は、資格を必要としない業務を担当するからです。

病院の中でも、資格なしでもできる仕事はたくさんあります。

その中でも、看護師と関わる仕事を看護助手が請け負います。

無資格、未経験ということも、採用する病院側も、一緒に働くメンバーもわかっています。

できることから教えてもらえると思うので、少しずつ覚えていけばいいと思います。

子どもたちが巣立ち、夫の扶養内でパートを探していた頃のことです。
掃除や品出しの仕事はしてきたけれど、「やりがい」といえるようなものは特に感じていませんでした。

ある日、スーパーの掲示板に「未経験OK・看護助手募集」の張り紙を見かけました。
「看護助手って、資格いらないんだ…」と初めて知りました。

正直、医療現場に飛び込むなんて自信はゼロでした。
でも、「私でも誰かの役に立てる仕事かもしれない」という気持ちが、背中を押してくれたんだと思います。

面接では、「未経験ですが、人と関わるのは好きです」と伝えました。
病院側は「丁寧に教えるから大丈夫ですよ」と言ってくれて、思い切って飛び込むことにしました。

初めての医療現場ですから、わからないことだらけでした。

初日は、ナースステーションの雰囲気に圧倒されて、緊張で手が震えました。
「ベッドメイキングってどうやるの?」
「この書類、どこに置けばいいの?」
とにかく聞きたいことばかりで、メモを取りまくりました。

でも、看護師さんたちは忙しい中でも「ありがとう」「助かるよ」と声をかけてくれて、少しずつ自分の居場所ができていきました。

今でも毎日が勉強です。

体力的に大変なこともありますが、職場の人たちに助けられながら少しずつ成長できています。

Q
看護助手はオムツ交換をしますか?
A

病院ではあると思います。

科にもよりますし、クリニックだと、入院することがない場合もあるので、オムツ交換はなしのケースもあります。

オムツ交換をするのに資格は必要ないですが、経験はあったほうがスムーズです。

なので、未経験の人にいきなりさせることはないはずです。

患者に何かあっては大変ですからね。

最初は手伝いからスタートすることがほとんどだと思います。

求人票の「未経験OK」「週3日から勤務可」の文字に心が動いたけれど、どうしても引っかかっていたことがありました。

——それは、「オムツ交換がある」という一文。

看護助手の仕事を調べるほどに、不安が膨らんでいきました。

「排泄介助なんて、自分にできるのかな…」
「臭いとか汚れとか、正直ちょっと苦手…」
「失礼なことをしちゃったらどうしよう」

それで、実は求人に応募する勇気がなかなか出ませんでした。

配属された病棟で、先輩の助手さんが「一緒にやってみよう」と声をかけてくれて、まずは見学から。
実際の現場は思っていたよりもずっと静かで、丁寧で、落ち着いたものでした。

患者さんの表情を見て、「恥ずかしい思いをさせないように」と
細やかに気を配る先輩の姿を見て、
「これは“ただの排泄の処理”じゃないんだ」と気づきました。

人としての尊厳に関わる、とても大事なケアだったんです。

今では“苦手”と思っていたオムツ交換も、
「患者さんの快適さを守るために必要なケア」として、自然と受け止められるようになっています。

Q
看護助手に向いている人ってどんな人ですか?
A

コミュニケーションがきちんと取れる人だと思います。

患者とのコミュニケーションというより、まず、同僚や看護師と、一般常識的にやり取りができれば問題ないと思います。

挨拶は当然ですが、お願いされたときに返事をする。

話を聞く。

報連相が行える。

基本的なことばかりなので、難しく考えなくても大丈夫です。

私は、前職は事務だったので、仕事は、一人でやる方が気がラクだと思っていました。

自分のペースで黙々と処理するスタイルが合っていて、誰かと深く関わるのはちょっと苦手でした。
でも、40代半ばで転職を考えることになり、たまたま見つけたのが“看護助手”の求人。

「人の役に立つ仕事っていいかも」
未経験なので不安でしたが、思い切って病院の世界に飛び込みました。

看護助手として配属された病棟は、思っていた以上に“人との連携”が多い現場でした。

患者さんの移乗介助一つでも、看護師さんとのタイミングが合わなければ動けない。
忙しい時間帯に「○○さんのベッドメイキングお願いできますか?」と頼まれることも多く、頭が追いつかないこともしばしばありました。

「私、チームで働くなんて無理かも…」と感じてしまったこともありました。

ある日、体調の悪そうな患者さんを見つけてナースコールを押したことがあったのですが、看護師さんがすぐに駆けつけてくれて、あとで声をかけてくれました。

「気づいてくれてありがとう。助かったよ」

些細なことですが、嬉しく、それからは、小さなことでも相談したり報告するようにしました。

今では、毎日の申し送りや、ちょっとした声かけのやりとりが、私の仕事の中でとても大切な時間になっています。

Q
看護助手は何歳まで働けますか?
A

定年ということで言えば、病院の規則があると思いますが、自分が働けるのなら、何歳という括りは考えなくていいと思います。

実際、70代近くの看護助手も存在します。

50代から始めても、定年65歳なら10年前後。

それ以上になるケースだってあります。

新しく覚えるということを考えると、早く始めたほうが有利ではあります。

なので、看護助手に興味を持ったなら、一度、働いてみることをおすすめします。

子育ても落ち着き、何か新しいことに挑戦したいと思っていた矢先に見つけたのが「看護助手」の仕事。
人の役に立つ仕事って素敵だな、と思ったのです。

でも、私はすでに50代。
医療の現場に立ったことも、介護の経験もない。
何より、「未経験歓迎」と書かれていても、やっぱり若い人のほうが歓迎されるのでは…と、どこかで思い込んでいました。

迷いながらも、家族に話してみたところ、娘が一言。

「お母さんなら、絶対大丈夫だと思うよ。年齢より、人柄を見てくれるところだと思う」

その言葉に背中を押されて、意を決して応募してみました。

履歴書を書く手も震え、面接の日は不安でいっぱいでしたが、
面接官の方があたたかく話を聞いてくださり、こんなふうに言ってくれたんです。

「人生経験のある方に来ていただけるのは、とてもありがたいです。
患者さんにとっても安心感がありますし、スタッフ同士の連携にも深みが出ますから」

その瞬間、胸に詰まっていた不安が少しずつ溶けていくのを感じました。

働き始めて驚いたのは、同じように40代・50代で入職している方が想像以上に多かったことです。

新人の私に、仕事のコツや患者さんとの接し方を丁寧に教えてくれました。
「慌てなくていいよ」「無理せず自分のペースでね」——その言葉が、どれだけ救いになったか分かりません。

患者さんからも、「落ち着いてて安心する」と言ってもらえたことがあって、
“年齢”がマイナスではなく、むしろプラスになっていることを実感できました。

まとめ

無資格でも働ける看護助手の体験談をよくある質問形式で紹介してみました。

資格がなくても、経験がなくても、チャレンジできる仕事として、看護助手はやりがいを感じられ、楽しいと考えています。

50代になって転職を考えたとき、資格がない自分の働き方に随分悩みました。

それくらいの年齢になると、無資格だと選択肢も狭くなってしまいます。

そんな中、看護助手という働き方を知ることになり、今に至ります。

看護助手の仕事内容は多岐に渡りますし、動き回ることも多く、体力がいるというのも事実です。

そんな状況も、看護師と、同僚と、チームワークで乗り越えたときは充足感があり楽しいです。

看護助手に興味があったら、ぜひチャレンジしてほしいです。

タイトルとURLをコピーしました